2006年09月27日

出産で障害 どう補償 脳性まひ 日医が制度補償

出産で障害 どう補償 脳性まひ 日医が制度補償

出産の時の医療事故などによって子供が脳性まひになった場合、医師側の過失が明確にならない限り子供や家族への補償は無いのが実情だ。
このため家族側が、医師の過失を立証するために訴訟を起すケースも少なくなく、産科医のなり手が減っている一因とも指摘される。
こうした現状を改善する為、日本医師会(日医)はこの8月、医師の過失を立証しなくても一定額を補償する新しい制度を提案。
厚生労働省も有用性を認め、制度化の検討を始めている。
同省は年内にも方向性を示す方針だが、対象の範囲や財源などについて両者の考えはまだ隔たりが大きい。

○ 医師過失立証なしでも一定額

日医によると、出生約100万人に対し250人程度が脳性まひで生まれると言われるが、原因はわからない場合が多いという。

胎児の仮死状態を長引かせた場合など約3割は医師の過失とみられるが、突然の胎盤早期剥離が原因のケースなど、意志の過失を問えないものも約3割を占め、残りの4割ほどはどちらとも言えないという。

医療事故の被害補償は現在、医師側の過失に基づく損害賠償が原則だ。過失が認められなければ対象にならない。過失の立証が必要になるが、素人で有る患者側には難しい。

裁判に頼るケースが増えている。最高裁のまとめでは、04年尾sン婦人科に関する新規訴訟は全国で151件。10年でほぼ倍増した。05年には118件だったが、それでも内科、、外科に次ぐ。

紛争が長引くと被害救済は放置される上、勝訴できるとは限らない。患者と医師が敵対関係に陥って信頼関係は崩れ、うぅっ耐えられた医師の心的負担も大きい。
新制度は、こうした状況を避けようと日医が検討してきた。「無過失補償制度」と呼ばれ、スェーデンなどで導入されている。全科を対象にすると実現に時間がかかるため、緊急性の高い出産時の脳性まひに対象を絞り、8月に制度案を発表。安心して出産できる少子化対策の一環として厚生労働省に法制化を要望し、補償金支給のために作る基金の財源案として国の予算などを挙げている。

一方、厚生労働省は補償制度費用への国費導入に慎重な姿勢を示す。日医を土台に、対象範囲や財源、制度の運営主体などに付いて制度を案を詰めていくという。

○ 国費の投入難しい

厚生労働省医政局総務課の梶尾雅宏・前企画官

患者側と医師側の信頼関係を保つ為には、医師に過失が無い場合も患者が一定の救済を受けられる仕組みは有用だ。

ただ、国費投入は税金の公平な使い方として難しい。様々な障害が有る中で、なぜ脳性まひだけなのか、なぜ出産時だけなのか、説明が困難だ。

出産で脳性まひが発生した場合はこういう給付があります、という民間ベースの保険が仕組みとしては自然体だ。

公のかかわり方については、例えば車の自賠責保険のように保険は民間だが法律で強制加入する方法や、法律でなくても多くの人が加入するよう公的機関がPRする方法などが考えられ、補償対象や制度の運営主体などとセットで検討を進める必要がある。

○ 日本医師会 木下勝之・常任理事

民間ベースの保険は成り立たないだろう。妊婦全員に任意で加入してもらうのは難しいと思われるし、保険会社が最初から持ち出しになるような商品を付作るとは思えない。

自賠責保険のように法律を作って強制加入にするのも、現実的には難しいのではないか。

すべての医療事故がカバーできれば望ましいが、莫大な財源が必要になる。だからこそ、まずは出産時に限定した制度を提案した。これを足がかりに将来は対象を広げてたい。

産科医は今、追い詰められている。国はこの制度を国家的な制度として整備して欲しい。国費が難しければ、健康保険から支給される出産育児一時金の活用なども含め、柔軟に対応してもらいたい。


以上新聞紙面より引用


*管理人の一言
出産時に胎児が障害を被る、この事により夫婦家族の間にまで亀裂を生み、果ては離婚、育児放棄など、後の事まで様々な問題を潜在的に抱えている問題であり、医師のなり手不足だけに終わらせる事の出来ない問題である。
しかし、現実には、医師の過失はなくても、脳性まひは起こる。
医師の過失の有る無しに関わらず、出産時の脳性まひが補償されると言うのは、特に経済的面からも良い事だと思う。
現実をみれば、まだそこまで整備されておらず、これからと言う場面なため、母子共に健康を願いつつ、万が一の時の備えとして、国の整備を待つより先に、出産時脳性まひ等の後遺障害の有る出産になってしまった場合や、妊産婦、もしくは胎児死亡の時の、補償金がおりる民間の保険に加入することをお勧めする。
これは妊産婦だけの保険として、損害保険会社等が掛け捨てで販売している場合が多く、異常分娩などの帝王切開などの時にも補償が出るタイプなどがあり、出産するにあたっては、心強い保険だ。
管理人も、実はここに書かれている、脳性まひの子供が生を受けたらその後の経済は、養育はなど、様々な心配を抱えて出産の心労を抱えていた。
保険には入ったのだが、主に、脳性まひの時と、妊産婦死亡時に補償金が下りるタイプで、『帝王切開』の特約は付けていなかった。
しかし、管理人は『胎児性仮死症候群』と言う病名を付けられ、陣痛の間に胎児の心音が途絶え、医師の適切な判断の元、大学病院へ緊急搬送されて、見事に帝王切開で出産したのだ。
母子共に一時は危険かと思われた出産劇だったが、2人共無事生還、子供も適切な判断により難を逃れたが、悔いが残るとすれば、帝王切開の特約に入っていなかった事だ。





麻酔・ペインクリニックと医療事故
http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/0151a130.f21fcf58/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1458899/

No more!医療事故
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posted by ブログメッセンジャー at 19:48| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | お子様の安全に関するお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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