2006年10月24日

パート待遇良くなるか

パート待遇良くなるか

1千万人を超え、男性や若者らも増えてきたパート。厚生労働省で、パート労働法を強化し、働き方に見合った待遇を実現させようとする議論が進行中だ。来年の改正を目指し、10日には専門部会で議論整理がされた。

また厚生年金への加入も浮上してきた。パートの待遇は本当に変るのか。

●賃金格差

東京都内の金融機関に、パートとして働き4年目になる女性(37)は年末が憂鬱だ。原因は社員に数十万のボーナスが出る一方で、パートに支給される「一時金」だ。年により3万だぅッタリ5万だったりする。

勤務時間は正社員とほぼ同じ。時給840円で働いているが、この時は「仕事は変らないのに」と言う気持ちに成る。

これまで、「パート」は家事で時間の限られた主婦や学生アルバイトのイメージが強かったが、この女性のように「戦力」として正社員との区別が付き難い人が増えた。

厚生労働省の委託調査(05年)によると、仕事の内容や人事などが同じ「正社員パート」がいると答えた事業主は35.7%で、正社員との賃金差に「納得できない」とするパートは26.8%に上る。

このため、03年度に改正された事業主向けの「パート指針」の考え方をベースに、対策を強化しようというのが、今回の議論だ。

「指針」は正社員との公正な処遇を呼びかけ、特に「正社員パート」には、同じ胃賃金表や査定を適用するように奨励している。

現在、公労使の代表で作る審議会で年兄に取り纏めに向け話しあっており、10日には、公益委員が「今後の論点整理の案」を示した。

賃金・教育訓練・福利厚生の3点で正社員への転換制度を作るなどがポイント。特に「賃金」では、基本給のほか賞与や手当てなどどこまでを対象とするかなどが挙がり、注目されている。

●厚生年金の適用拡大 再び議論

今回の議論ではとりあげられていない重要な課題が厚生年金の対象になるパート労働者の拡大だ。

現在は週30時間以上働くパート労働者だけが厚生年金に加入できる。それ未満のフリーターや自営業者の妻は国民年金に加入する。

厚生年金に入るようになれば保険料の本人負担が減る上に、将来貰える年金額は増える。

厚生労働省の資産では、月収8万円の女性が20年間働く場合、厚生年金のほうが、国民年金よりも生涯で約480万円得になる。

一方加入拡大には難題も多い。厚生年金に加入すれば、雇い主が保険料の半分を負担しなければならない。

家計の補助として働く会社員の専業主婦は現在、保険料を支払わずに老後は厚生年金を受け取れるが、基礎年金に加入すれば新たに保険料負担が生じる。

パート加入拡大は04年の年金改革時にも検討された。厚生労働省は近く審議会を立ち上げ、議論を再開する。

●二極化懸念

議論のベースになる03年改正の「パート指針」では、パートを三つに分けた。

「正社員と職務が同じパート」「職務が同じで人材活用の郁美や運用まで正社員と実質的に同じパート」

「その他」と仕事の内容によってタイプ別で処遇を決めるというものだ。

だが、パートの処遇改善を求める市民団体、「均等待遇アクション21」の酒井和子さんは、「長時間残業や頻繁な配転OKの今の正社員の働き方と同じなら処遇を同じにするという事。家庭責任を持つことの多い女性への間接差別に繋がる」と疑問を投げかける。

「女性ユニオン東京」の伊藤みどりさんは「働き方の二極化がさらに進む」と懸念する。同ユニオンには、週40時間労働のパートが「残業できる正社員かを選べ」と会社に迫られ「残業無しで食べていける働き方がなくなる」と訴える例も目立つという。

これに対し、厚生労働省短時間・在宅労働課では、「パートは多様でひとくくりに論じられない。コア(中核)人材の処遇改善が全体の底上げにつながる」。



以上新聞紙面より引用




労働法の世界第6版
http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/0151a130.f21fcf58/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1768373/

大都市の若者の就業行動と意識
http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/0151a130.f21fcf58/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1400023/

人事・労務用語辞典
http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/0151a130.f21fcf58/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1372649/


posted by ブログメッセンジャー at 10:11| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働賃金に関するお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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