2006年11月12日

遺産 どう残す? トラブル防ぐ遺言書

遺産 どう残す? トラブル防ぐ遺言書

遺産相続でもめ、絶縁する兄弟もいます。

例えばささやかなものでも、せっかく残す財産を円満に受け継いでもらうにはどうしたらいいのか。

NPO法人資産相続総合相談センター(東京)の曽根由美子理事長に聞きました。

Q:相続税は相続人すべての人にかかるわけではないと聞きます、どれくらいの人が払っているんですか。

A:国税庁の統計によると、年間の死亡者数に対する、相続税の課税件数の割合は5%前後です。

Q:と言う事は、大部分の人は対象外なんですね。やっぱり「相続はお金もち」の悩みなんでしょうか。

A:とんでもない。例えば相続税が掛からなくても、相続をきっかけに家族の間がこじれてしまうことも多いんですよ。

Q:えっ、そうなんですか。

A:実際、こんなケースがありました。

母親はすでに他界、父親がなくなって遺産を相続することになりました。長男は父親と実家で同居。長女と次女は嫁いで離れて暮らしていたのです。

Q:そうすると、大雑把な計算では、5千万円+(法廷相続人の数×一千万円)が基礎控除額だから、父親の遺産総額が8千万円までなら相続税は掛からないはずですよね。

A:はい。
父親の遺産は実家の家土地くらいだったので、相続税は掛かりませんでした。

Q:それが、どんなトラブルに発展したんですか。

A:長男は、父親と同居してなくなるまで面倒着てきたと言う事で、自分が実家を相続するから、長女、次女には相続する権利を放棄して欲しいと主張したのです。

Q:確かにそれでは、姉妹は納まりませんね。

民法上は平等に権利があるわけですから。

A:ええ、でも実家しか財産が無いということになると
@その家土地を3等分するか共有する。
A家土地を売却しそれで得た現金を3等分する
B長男が実家を相続する代わりに姉妹はその不動産の評価額の3分の2相当の現金を払う、の三つの選択肢しかありません。

Q:長男にしたら、今住んでいる実家を3等分したり売却したりと言うわけにはいかないでしょうから、3分の2の額を払うというのが現実的ですね。

A:でも、父親は殆ど現金を残していないわけです。仮に家の土地の評価を3千万円とすれば、長男は2千万円を自分の貯金から出すか、借金するしかありません。とはいえそれは簡単な話しでは有りません。

財産が多くないからと言って、もめないとは限らないのです。結局裁判沙汰になって、兄弟が口も聞けない関係になってしまうことも多いのです。だから、財産を残す側は、残される側がもめないような配慮を、生前にしておくことが大切です。

Q:具体意的にはどうすればいいのでしょうか。

A:例えば、同居していた長男には家を残すつもりなら、他の子どもには現金を残してあげる事です。

もしも、その蓄えがないのなら、生命保険に加入しておくと言う方法もあります。


○ 家族を考えて

Q:やはり家族が円満意相続できるようにするには、遺言を残しておいたほうが無難ですね。

A:そうですね。言い出し難い事だとは思いますが、遺言書を用意してもらうようにお願いしても良いと思います。

Q:でも、遺書には法律的な規定などがありますよね。

A:そうです。遺言が法律的に効力を持つには、洋式などに厳密なきま利が有ります。

Q:色々な形があるそうですが。

A:普通遺言といえば、「自筆証書遺言」「厚生証書遺言」「秘密証書遺言」の3種類が有ります。

Q:自分で書いてもいいんですか。

A:はい、その場合は、日付と署名押印が必要です。

訂正や削除があれば、変更した旨を遺言者が書いてその箇所に押印する決まりです。必ず自筆でなければなりません。ワープロ書きや録音の形で残しても効力はありません。それでは、改ざんや編集の余地が有るからです。

Q:最も確実な形式は。

A:「公正証書遺言」ですね。

遺言者が口頭で述べた内容を公証人が文書にして、本人と証人の前で読み上げて内容を確認して保管してもらいます。

Q:遺言内容を伏せておきたい人もいますよね。

A:その場合は、「秘密証書遺言」があります。用意した遺言を商人と公証人役場に持参し、法的な証明を貰います。

Q:身内がなくなって、自筆遺言を見つけたときの注意は。

A:勝手に開封しない事です。トラブルの種になります。最寄の家庭裁判所に持参して、公的に認められたという意味の「検認」を受ける事です。

A:作成時期が古い遺言は、かかれた内容と状況に違いが生じている可能性があります。そうなると、遺言どおりに分けようにも分けられなくなります。遺言書を作ったからと言って、安心せず、事情が変わるたびに書き換えておく事も必要です。


以上新聞紙面より引用



いさかいを残さない上手な相続
http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/0151a130.f21fcf58/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1020564/

相続・贈与の税金と法律困ったときに役立つ本
http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/0151a130.f21fcf58/?url=http://item.rakuten.co.jp/book/1590886/




posted by ブログメッセンジャー at 14:25| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 困ったお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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