2006年11月16日

育てられぬ親 24時間態勢で子託す窓口

育てられぬ親 24時間態勢で子託す窓口


赤ちゃんポスト設置へ

熊本市の慈恵病院(蓮田晶一院長)が様々な事情で子育てが出来ない親が乳児を託す「赤ちゃんポスト」の導入を決めた。

「こうのとりのゆりかご」のなで年内にも受けつけを始める方針。

病院側は、「捨てられて命を落とす赤ちゃんや中絶せざるを得ない母親を救いたい」と説明するが、子捨ての助長に繋がるとの意見もあり、論議を呼びそうだ。

○ 行政機関など 異論無く

同病院によると、病棟の外壁に縦45センチ、横64センチの穴を開けて、「窓口」にする。

空調設備のある室内に保育器一台を置き、育てられにあ親が乳児を寝かせる。

24時間態勢で対応、乳児が置かれると院内のブザーが鳴り、助産師らが駆けつける。

多くは乳児院などに預けるが、同病院は、実の親の了解を得た里親が戸籍上の実子として育てる特別養子縁組制度の適用も目指す。ポストを訪る親が名乗り出る仕組みを作りたい考えだ。

同様の制度は00年にドイツ・ハンブルグで生まれた。

キリスト教系の遮断法人が設置。「子捨てを助長する」と言う反発もあるが、同国内に約70カ所以上あるという。

慈恵病院の蓮田太二理事長ら幹部は04年5月に現地を視察し、今年に入って県、市、県警など関係機関に趣旨を説明。保護責任者遺棄罪との関係では熊本県警は「病院内の管理下にある場所」(熊本南署)としており、他にも異論は出ていない。

ポスト設置に伴う施設変更届をし保健所に出せば、着工できる段階と言う。

蓮田理事長は「望まれない子ども」がいることと、若年層の中絶防止を導入理由に挙げる。「ポストの設置で母子ともにに救済したい。疑念を持つ人も居るだろうが、捨て子を見てみぬ振りをして「死なせてもいい」という論理が通るか。子どもに罪は無い。と話している。

法務省刑事局は「犯罪がなりたつかどうかは(個々の事例で)集めた証拠に基づき判断されるべきだ」と違法性の判断に付いてコメントを控えている。

厚生労働省広報室は「制度的に前例がないため、どの課の担当業務かわからない。コメントできない」としている。

○ 子の知る権利や親の責任に疑念

ドイツの赤ちゃんポストに詳しい大阪大の阪本恭子・特任研究員(生命倫理)の話し。

親の名前や自分の誕生日など出自を知ることが出来ない子どもの問題をどうするのか。安易な妊娠を増やし、親の無責任性を助長する懸念もあるが、ドイツでは困窮している女性の救済になっている事例もある。運営する側が事前に親と相談するなど、安易な育児放棄の防止を図るならポストの理解につながるのではないか。

以上新聞紙面より引用





posted by ブログメッセンジャー at 10:37| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 得ダネ ニュース 号外!! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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