2006年12月14日

映画「敬愛なるベートーヴェン」 女性写譜師と心のきずな

映画「敬愛なるベートーヴェン」 女性写譜師と心のきずな


師走といえば「第九」。この交響曲第9番の初演を巡る映画「敬愛なるベートーヴェン」(アニエスカ・ホランド監督)が9日から公開される。

史実に基づきながらも架空の女性を登場させて、能登に「聖楽」と呼ばれる大作曲家の孤独と苦悩を浮かび上がらせている。

1824年のウィーン。

第九の初演を4日後に控えTれ、楽譜の仕上げに追われているベートーヴェン(エド・ハリス)の元に女性の写譜師アンナ(ダイアン・クルーガー)が訪ねてくる。若いアンナを軽く見ていたベートーヴェンだったが、その才能を知り楽譜の仕上げを任せる。

初演当日、耳が殆ど聞こえず、指揮に自信を持てないベートーヴェンに対し、アンナは楽員の足元に隠れてテンポの合図を送る。

ベートーヴェン役のハリスは数ヶ月間、指揮法やピアノやバイオリンを習い、第九初演の撮影では譜面を見なくても指揮できるほどになっていたという。

アンナ役のクルーガーも楽譜を書く練習を積んだ。

「アンナ」は架空の女性だが、モデルとなった人がいた」とホランド監督は説明する。「第九」作曲当時、ベートーヴェンには2人の写譜師が居た事が知られている。だが、筆跡からもう一人、名前の不明な写譜師がいたらしい。この謎の写譜師にアンナをあて、19世紀のフランスの女性作曲家ルイーズ・ファランクのキャラクターを重ねた。

「ファランクはあベートーベンを敬愛していた。ウィーンにいたらアンナのようになっていたと思う」とホランド監督。「当時、女性が社会的活躍をするのは今よりずっと難しかった。アンナの前向きな姿を書いたのは、現代の女性へのメッセージ」と語る。

ベートーヴェンは晩年、弦楽4重奏「大フーガ」を発表する。今では傑作として知られるが、当時は酷評された。「頑固で自己中心的なベートーヴェンだが、そんな欠点を上回る才能があることをアンナは信じていたからこそ、最後まで彼を支えた。2人の絆を伝えたかった」とホランド監督は話した。


以上新聞紙面より引用


posted by ブログメッセンジャー at 16:08| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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敬愛なるベートーヴェン
Excerpt: ベートーヴェン役、エド・ハリス アンナ役、ダイアン・クルーガー 天才音楽家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンと、コピスト(写譜師)となった作曲家志望アンナの師弟愛を描いた感動ドラマ。 ..
Weblog: ショウビズ インフォメーション
Tracked: 2006-12-18 20:36

【劇場鑑賞142】敬愛なるベートーヴェン(Copying Beethoven)
Excerpt: “第九”誕生の裏に、 耳の聴こえないベートーヴェンを支えた女性がいた。 孤高の音楽家ベートーヴェン、歴史に隠されたもう一つの物語。
Weblog: ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!
Tracked: 2007-01-04 22:29
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