先ずは新聞の記事から、気になる基金が目に留まったので調べてみました。
過労死をなくそう 龍基金!こちらに基金の事が細かく記されています。
産経新聞webより龍基金設立の中島春香さんご主人の中島富雄さんを過労死で亡くされました。
この記事は、検索してみると、実に多くの場所で取り上げられており、今回新聞に掲載された事により、私も真近に目にする事になりましたが、やっと今頃こうしてどうどうとサービス業の、サービス残業が大きく日の目を浴びてきたかと言う印象を強く持ちました。
今更ながらではありますが、中島富雄さんのご冥福をお祈り申しあげます。
第1回目の新聞記事には、亡くなられる直前の中島さんの様子や、その後に奥さまが労災申請のために奔走された事などが、短く纏められていますが、『支援店長』と言う立場の下に、神奈川、静岡両県の約15店舗を担当していたご主人の残業は、多い月で180時間、深夜2時に帰宅して早朝6時にまた仕事に出かけて居た事なども記されております。
思うのは、今時、お役所仕事じゃあるまいし、給料は高いに越した事は無い、でも、仕事は9時から5時で残業なんて無い会社が良い。
そんな事をへらへら言い放つ人も少ないと思いますが、そんな時代が実は一番幸せだったのかも知れません。
でも、どんなに忙しくても、それに見合った賃金を取れると解っていれば自然と人間元気も出てくるものですが、残業時間が月に180時間と言うのは実は尋常では無い数字です。
しかも、こう言う数字は単純にはじき出されているだけであって、経験上、180時間もの数字は遺族側が調べ抜いて出てきた数字で有って、けしてタイムカードや、会社などにもなんらかの資料に残って居るものではないのです。
180時間のタイムカードの記録があって賃金未払いなら、まだ話しは簡単そうです。
でも、実際はそうでは無いでしょう。
さらにはこう言う労働環境を黙認する陰には、休日が殆ど無いと言う怖い実態も隠されています。
手元にご主人のお給料明細をご用意頂いて、出勤日数を確認いただきましょう。
出勤日数は週休2日として一月平均20日間
1日8時間労働で1カ月の労働時間は160時間です。
皆さんのお宅のご主人は何時にご帰宅されますか?また、残業は何時間ついていますか?
もちろん180時間なんて素直に付いて居る方は先ず無いと思います。
せいぜい金額にして4.5万程度残業代として支払われていたらいいくらいの金額が残業代としての上乗せでは無いでしょうか。
今時は4万つくと言うのも程度がいいほうなのかも知れませんが。
とにかく、180時間の残業と言うのが、一体どれほどの物かと言う事を解っていただくには、平均1日8時間労働の倍の勤務時間という事が、太字の文章から理解して頂けたと思います。
新聞記事を切欠に自分達の生活を見直し守るためにも、しっかりと、連載の気になった部分をブログに書き留めておこうと思います。
我が家の現状も、似たり寄ったり、時折朝か晩に合う主人の口から出てくる言葉は、「あぁ〜疲れた寝る」もしくは、「あ〜疲れた行ってくる」どちらかです。
毎夜毎朝時間を合わせて付き合ってはこちらも身が持たないので、合うのは時折朝か、晩、と言う事も漏れなく記しておきたいと思います。
記事には、他に、前途の龍基金が最初に支援した労災関連の方の記事が掲載されていますが、くも膜下出血で倒れたご主人は、命は取りとめたものの、後遺症が残り、代わりに奥様が労災申請、認定に至ったことなども記されています。
posted by ブログメッセンジャー at 17:45| 広島 🌁|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
労働賃金に関するお知らせ
|

|